グランドセイコーのオーバーホールについて

就職祝いに買ってもらったグランドセイコー。 

 小ぶりなサイズとシンプルなデザインが気に入っている。

購入時には店員から3年程度で初回オーバーホールを、と言われたような気がする。

それよりは数年(年齢がばれないように伏せておく)遅くなってしまったが、先日オーバーホールを行った際のことを備忘録的に書いておく。

 

 

  • オーバーホールの必要性

グランドセイコーのホームページに具体的な年数の記載はないが、ネットで調べると、機械式時計の場合、3年に1回程度のオーバーホールが推奨されているようだ。

オーバーホール前、特に時計の精度など機能面で不具合はなかった。ステンレスバンドや風防には細かい傷ができていたが、さほど気にならなかった。

不具合が出るまでこのまま使い続けるという選択肢もあったと思うが、大事に長く使いたい時計であり、お金はかかるが依頼することにした。

  • オーバーホールの流れ

まずは購入店舗やオンラインからコンプリートサービスを申し込む。私はオンラインで申し込んだ。保証書を見ながら、型番や依頼する修理の内容を入力する。

「ライトポリッシュ(ケース・金属バンドの表面を整え、つやを出すサービス)」を希望するかどうかも選択する。追加費用は発生しないとのことだったので、こちらもお願いすることとした。

コンプリートサービス・修理 | SUPPORT | グランドセイコー公式サイト

発送キットが送られてくるので、時計を梱包して送る。

その後は適宜、発送した時計の到着の連絡や、修理開始の連絡などが、メールで送られてくる。概算費用についても、メールで連絡があり、これはありがたかった。

  • 要した日数

時計預かりのメールが来てから、修理開始までが3日。修理完了のメールが届いたのは預かりから約1ヶ月後だった。その後修理を終えた時計が送られてきた。

  • 仕上がり

梱包を開けてまず感じたのは、時計が非常にきれいになったということ。ライトポリッシュのお陰で、バンドや風防の細かい傷が、ほとんど分からないくらいに消えていた。時計と一緒に、時計の状態や修理の内容についてのレポートが添えられていた。それによると、私の時計はムーブメントに大きな異常はなかったが、軽度の磁気帯びがあったとのこと。今までもスマホなど磁気を発する機器にはなるべく近づけないようにしていたが、これ以降より注意するようになった。スマホから10cm常に離すのは現実的にはなかなか難しいが…

  • 費用

見積もりどおり、送料と消費税込みで5万円強かかった。これを高いと取るかは人それぞれだろうが、私個人としては満足度が高く、妥当な金額と感じた。

ライトポリッシュを頼んでいなかったらここまで満足していなかったかもしれない。

ネットで調べると、ロレックスの正規オーバーホール料金も(モデルにより異なるが)5万円前後のようであり、他メーカーと比べても同等の金額のようだ。

  • まとめ

ライトポリッシュは依頼するのがおすすめ。次回オーバーホールは5年後くらいだろうか。